九戸戦始末記 北斗英雄伝

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早坂昇龍(ノボル)&蒼龍舎                            



書籍と催事のご案内

 この欄では、出版や催事などのご案内を掲示します。

早坂ノボル 『夢幻行─悪夢のかけら─』 ご案内

「夢幻行」は、幻想小説のアンソロジーです(全3巻の刊行を予定)。
(近・現代小説につきましては、「早坂ノボル」の筆名となります。)
第1巻 『夢幻行Ⅰ─悪夢のかけら─』は、6月下旬頃に販売開始となる見込みです。
現在は見本刷が完成し、連絡調整を行っているところです。

「夢幻行Ⅰ─悪夢のかけら─」各編の概要

(1)「霊視」:ある朝目覚めると、俺は幽霊が見えるようになっていた。実際の幽霊は街中にいて、生きている人に混じって立っていた。ようやくそんな霊たちに慣れて来た頃、かつての恋人の霊が俺の前に現れた。

(2)「霧の中」:俺は東北地方の山中に別荘を買った。霧の日に、その別荘を訪れると、建物の中には見知らぬ人たちが暮らしていた。皆、この場所に囚われ、「神隠し」に遭った人たちだった。

『夢幻行Ⅰ─悪夢のかけら─』 装丁(予定)
『夢幻行Ⅰ─悪夢のかけら─』 装丁(予定)

(3)「死神」:俺は心筋梗塞で循環器科に入院している。この病院には、「夜中にキャリアカートを押す婆さんが訪れると、その患者は死ぬ」という言い伝えがある。俺はその都市伝説が事実かどうかを確かめてみることにした。

(4)「雪女」:郷里の父が危篤だと言う連絡が来た。死の床にある父を見舞うと、父が思いがけぬ告白を始めた。俺は父の子ではなく、また母は山から下りて来た雪女だと父は言った。


(5)「扉を叩く音」:深夜2時頃、家の玄関を叩く音がする。おそらく空き巣の類か幽霊なので、俺はその正体を確かめてみることにした。扉が鳴った瞬間にドアを開くと、その正体は意外なものだった。

(6)「約束の場所」:俺はバイクで事故を起こし、湖畔の道路で転倒した。頭を打ったのか、自分が誰かすら分からない状態だ。そこに1人の少年が現れて、「約束していた場所に行こう」と俺を誘った。俺は少年とその場所に向い、俺が本来辿る筈だった運命を知ることになった。

(7)「治療」:俺は薬物依存症の治療のため、ある病院を訪れた。そこでは自分の過去の忌まわしい経験を基に、薬物を遠ざける治療を行っている。俺の忌まわしい記憶は、子供の頃に経験した「鬼」への恐怖だった。

(8)「狩猟」:雪の峡谷で、俺は人間と豚の合成生物である「ヒューモグ」を狩っていた。しかし、俺の前に現れたのは、獣ではなく、若い女の姿をしていた。俺はその子を連れて逃げる事にした。

(9)「春雪列車」:春の雪で「こたつ列車」が停止した。線路が復旧するまでの間、こたつに居合わせた4人が輪番で「自分の生涯で一番怖かった体験」を話す事にした。四人は四様の恐怖を語り始める。「座敷童子に会った話」、「友だちが誘拐される話」、「息子を波に攫われる話」、「家族を見捨てる話」。

(10)「三つのお願い」:正月のある日、俺がバス停に座っていると隣の老人が話し掛けてきた。「もし三つの願いが叶うとしたら、君は何を願うかね」。俺はその老人が悪魔であることを見抜き、その謎を解く。

(11)「八号館の幽霊」: 僕は西北大学の学生だ。この大学の八号館には自殺者の幽霊が出ると言う都市伝説がある。ある日、僕は自殺者の霊が叫ぶ声を聞いたが、その声を聞いたのは僕一人ではなかった。僕は僕と同じように、霊の声を聞き分けられる女子学生と共に、幽霊の秘密を探ることにした。

(12)「タカオ君の梨の木」:私は看護師の中畑ミカと言う。循環器病棟で働くことになったが、ここには重い心臓病を患うタカオ君と言う子どもがいた。親の無いタカオ君と私との心の交流を描く。

(13)「閉じ込められて」:私は二十歳台の女性だ。我に返ると、私は廃屋の1室に閉じ込められていた。仕事帰りに駅を出て家に向ったところまでは憶えているが、しかし、その後の記憶が私にはない。長い時間が過ぎ、ようやくこの部屋を訪れる者が現れた。私はその内の1人に憑依して、この部屋を逃れ出ることにした。

★★★先行予約について★★★
紙書籍の先行予約を受け付けます。
6月20日までに予約注文をされた方には、配送料サービス(無料)にてご提供します。
販売予定価格は、本体1,400円+消費税(計1,512円)を予定しております。
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紙書籍の販売状況について

紙書籍に関する現在のご提供状況は下表の通りです。
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なお下表は蒼龍舎での在庫状況です。ブックウェイ書店でも電子書籍・紙書籍の両方を取り扱っておりますので、そちらもご利用ください。
        書 名    現在のご提供状況         価 格
九戸戦始末記 北斗英雄伝 第5巻
初版第2刷 (販売中)
定価 1,500円+税・送料
九戸戦始末記 北斗英雄伝 第4巻
初版第1刷 (残部僅少)
定価 1,500円+税・送料
九戸戦始末記 北斗英雄伝 第3巻
初版第2刷 (残部僅少)
定価 1,500円+税・送料
九戸戦始末記 北斗英雄伝 第2巻
初版第2刷 (残部僅少)
定価 1,500円+税・送料
九戸戦始末記 北斗英雄伝 第1巻
初版第3刷 (残部僅少)
定価 1,500円+税・送料
九戸戦始末記 北斗英雄伝 第1巻初版本
初版第1刷 (売り切れ)
売り切れ
現在販売中の紙書籍  

(通読者限定販売) 北斗英雄伝 手拭のご案内

売り切れました。
「九戸戦始末記 北斗英雄伝」第1巻から第5巻までをご購入頂いた方限定で、記念手拭をご提供します。
 本品は、盛岡の高屋呉服店が、1本1本を「本染め」で作成した製品です。
 ご希望の方は、注文フォームにてお申し込みください。
 北斗英雄伝 出版記念手拭  ご提供価格(ウェブ割引)  864円(税・送料込)

記念手拭
記念手拭

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 ※⇒「7 ご連絡(及び注文)窓口」(クリック)
 (はなはだ恐縮ですが、残部は40本程度のみとなっております。お早目にどうぞ。)
  この手拭を持ち、正真正銘の「九戸党」・「五右衛門党」の一員になりましょう。

「九戸戦始末記 北斗英雄伝」 第5巻のご案内

「九戸戦始末記 北斗英雄伝」 第5巻
「九戸戦始末記 北斗英雄伝」 第5巻

第5巻のあらまし
 天正十九年八月二十七日。上方遠征軍はついに宮野城を包囲した。
 蒲生氏郷は一日二日で城を攻略出来ると踏んでいたが、九戸軍の根強い抵抗に遭い、戦況はこう着する。上方軍の損耗は著しく、九戸側より多くの戦死者。負傷者を出した。また、城を包囲してから数日の間に、早くも兵糧が底を着いて来た。
 さらに、大半が軽装で来た上方軍は、この地方の寒さにも痛め付けられた。
 たった数日の間に、兵たちの間から不平不満が噴出するようになったのだ。
 このため、上方軍は宮野城に使者を送るものとし、政実の幼馴染である薩天和尚を差し向けた。
 この薩天和尚の説得を受け、九戸政実は上方軍と「和睦を結ぶ」こととし、城門を開いた。
 天正十九年九月三日。宮野城の大手門が開き、九戸政実が姿を現した。
 政実は浅野長吉、蒲生氏郷の二人の許を訪れ、二人が予想だにしなかった和睦(降伏)の条件を告げる。
 さて、九戸政実は蒲生氏郷・浅野長吉に何と言ったのか。
 九戸戦の最大の謎はこの一点で、この時に政実が語ったとされる言葉の意味をどのように解釈するかということに尽きる。

 「この戦を終えるにあたり、わが方が貴殿らに求むる只の一は、南部大膳の所領を安堵するよう、計らってもらうことだ」

 驚いたことに、九戸政実は、宿敵である南部信直の所領が損なわれることのないようにしてくれと求めたのだった。
 果たして九戸戦とは何であったのか。
 その答えは、政実が言い放ったこのひと言に凝縮されている。

第5巻は6月10日より配本を開始します。購入の申し込みをお受けできますので、所定のフォームにてお申し込みください。※送料・税無料サービスがあります。
ご注文フォーム(クリック⇒) ご案内(およびご注文)窓口

「九戸戦始末記 北斗英雄伝」 第4巻のご案内

九戸戦始末記 北斗英雄伝 第4巻
九戸戦始末記 北斗英雄伝 第4巻

第4巻のあらすじ
 天正十九年六月。浄法寺左京亮は、九戸方大湯四郎左衛門のいる鹿角鹿倉館に向かう。しかし浄法寺軍が館を攻略しに来たと解釈した四郎左衛門によって、左京亮一行は狙い撃ちされた。
 七月十三日、浄法寺修理は大光寺光親、毛馬内権之助、大湯五平衛と合流し、大湯鹿倉館を攻めた。包囲軍は数に勝る。波状攻撃により、二百名近くいた館兵は半減し、四郎左衛門は鹿倉館を脱出し、宮野城に向かった。
 天正十九年八月十八日。上方軍の蒲生先遣隊三千騎が沼宮内口に布陣した。
 攻め手の軍大将、蒲生四郎兵衛(郷安)の命により、騎馬兵は山頂の北の主館大手門と、南館下からの二手に分かれ、城内に攻め入るものとした。
 三日後の昼前に、沼宮内に堀尾吉晴、石田三成らの軍勢が到着した。
 蒲生四郎兵衛は、総勢二万五千を超える勢力となった討伐軍を率い、沼宮内城に総攻撃を掛けた。
 一方、疾風らの狙いは、敵兵が中に攻め入った時に城を爆破し、損害を与えることであった。
 南郭の爆破は成功し、敵に多大な損害を与えた。しかし、数に勝る蒲生軍は大手門口から攻め入り、権太夫と仙鬼の二人は銃弾に倒れる。城は敵の手に落ちた。

 天正十九年八月二十五日。上方先手第一陣の五千兵が一戸城への攻撃を開始した。
 この攻防戦は熾烈を極めた。工藤右馬之助は、守備兵を抜け穴から脱出させ、神明館に仕掛けた爆薬の導火線に火を点けた。
 九戸政実は、一戸城の周囲に火を放ち、上方軍の殲滅を図ろうとした。
 しかし、策が完成しようとした時、その中に領民が残っていることを知ると、政実は火攻めを中止し、疾風に民の救出を命じた。

第1巻 初版第2刷(販売中)
第1巻 初版第2刷(販売中)

第2巻 初版 (販売中)
第2巻 初版 (販売中)

第3巻 初版 (販売中)
第3巻 初版 (販売中)

「九戸戦始末記 北斗英雄伝 第2巻」(電子版)の刊行のおしらせ

平成24年11月21日より、「九戸戦始末記 北斗英雄伝 第2巻」(電子版)の提供が始まりました。
詳細は、ブックウェイ書店にて。

    ⇒「九戸戦始末記 北斗英雄伝」第2巻(ブックウェイ書店)

※「申し込み方法がわからない」「すぐに紙の書籍が欲しい」という方は、このサイトの申し込みフォームにて、ご相談ください。事務局より、代行でブックウェイ書店に取り次ぎます。

第2巻のあらすじ
 天正19年3月の初め、南部信直はうたた寝から醒め、前の年に小田原で拝謁した秀吉のことを思い出した。秀吉は大そうな勘気の持ち主で、信直の目前で、自らの意に添わぬ侍女を危うく絞め殺すところであった。
  「今のままでは関白の不興を買い、改易にされかねぬ」と考えた信直は、北秀愛を呼び出し、九戸党の征伐を重ねて命じた。
 疾風は平八、鶴次郎と共に津軽に向うが、その途中、陽気な相撲取りの山ノ上権太夫が一行に加わる。四人で鹿角に立ち寄ると、そこで大湯四郎左衛門と偶然再会した。そこで、自らの一族の危機を悟った四郎左衛門の頼みで、疾風一行に大湯勘左衛門夫婦らが加わった。

「九戸戦始末記 北斗英雄伝 第2巻」(電子版)の表紙
「九戸戦始末記 北斗英雄伝 第2巻」(電子版)の表紙

 疾風一行は津軽からの帰路、三戸の伊勢屋を訪れる。伊勢屋では疾風はお晶、平八は若菜という娘を、宮野城まで連れて行くことになった。
 出立の仕度をしているところ、伊勢屋の門前に岩泉兵部が現れる。岩泉兵部は元々、東孫六という名で、東一族の者である。疾風は孫六と立会い、勝負に勝つが、命は取らずそのまま返した。

 一戸城では城主の一戸図書が、家臣たちに、この後、政実に与することを告げ、「残る者は残り、去るべき者は去れ」と命じる。
 この命に応じ、城の外に出た者の中には、三戸から派遣されていた小平左近がいた。小平左近は田子に集結する三戸軍中の兄・月館隠岐に報じるべく、馬を駆る。
 北郡の七戸家国のもとには、天魔源左衛門により、政実が三戸南部に宣戦布告したことが報じられた。嚆矢(開戦を告げる鏑矢)は、まさにこの時放たれたのであった。

 一戸を脱した小平左近は田子にいた兄・月館隠岐に事態を報告した。隠岐は南部信直に一戸奪還の重要性を説き、攻略軍の指揮権を与えられた。
 3月13日には、まず七戸家国が羽立館にいた津村伝右衛門を攻め、この館を落とした。津村は伝法寺館に移り、防戦に努める。篭城のまま夜に至り、津村が城を出て血路を開こうとした時、七戸軍は包囲を解き、撤収した。
 同日、櫛引清長は西進を開始し、高橋館を落とし、苫米地館を包囲した。苫米地館主の苫米地因幡は降伏をせず徹底抗戦を決意する。乱戦の中、櫛引勢は突如として兵を退き去ってゆく。
 五戸又重館には、九戸実親が騎馬二百をもって説得に赴いたが、館主の木村伊勢は政実の鎧を身に着けた実親を恐れるあまり、話し合いに応じず突如、攻撃を開始した。
 この三城攻撃の報せが届くと、鳥海にいた三戸軍は直ちに一戸城を包囲する。城内に手引きする者があり、一戸図書が落命し、城は三戸の手中に落ちた。
 九戸政実は七戸家国に一戸奪還を命じ、自らは疾風や天魔源左衛門(卍)らを従え、密かに鳥海の南部信直の元を訪れる。自陣内に政実が現れるとは思ってもみなかった信直は、心の底から仰天した。
 天正19年3月15日の朝、南部信直は、突如として鳥海古城を出発し、三戸に向け撤退を始めた。七戸家国は一戸城を包囲し、工藤右馬之助に北秀愛を狙撃させる。翌3月16日、宮野城では軍議が開かれ、政実は上方を発した鉄砲輸送隊を、志和で襲撃することを命じる。
 一方、日戸館に戻った疾風は主の内膳に対し、三戸方に加わるべきことを進言しつつ、自らは配下を脱し、九戸方に参じることを申し出た。内膳は、葛姫を娶ることと、玉山重光(常陸)を悩ます鬼を退治すること、の2つを条件に疾風の離脱を認めた。
 疾風一行は、玉山小次郎の案内で鬼の棲む山に登るが、そこにいたのは鬼ではなく、雛にも稀な美女であった。疾風はこの女人を「仙鬼」と名づけ、六人目の仲間として迎え入れる。

電子書籍の発行のお知らせ

ブックウェイ書店より、「九戸戦始末記 北斗英雄伝 第1巻」(電子版)の提供が開始となりました。
引き続き、 近日中に2〜5巻を刊行する予定です。
よろしくお願いします。

    ⇒「九戸戦始末記 北斗英雄伝」第1巻(ブックウェイ書店)

第1巻のあらすじ
 天正十九年の一月。姫神山の麓に住む疾風(厨川五右衛門)のもとに、玉山重光とその甥の小次郎が訪ねてきた。彼らの用件は当地の領主・日戸内膳の命により、疾風に対し内膳の三女・葛姫の守護と東方の見張りを任じるものであった。疾風は二人とともに葛姫の住む山館に向かうが、そこで会ったのは眼の青いアイヌの姫であった。

「九戸戦始末記 北斗英雄伝 第1巻」(電子版)の表紙
「九戸戦始末記 北斗英雄伝 第1巻」(電子版)の表紙

 疾風と小次郎は内膳の密命により、三戸偵察に出発する。
 山館を出発した疾風と小次郎は、早坂峠を越え、岩泉の畝村に差し掛かる。この地は旅人を襲って金品を奪う毘沙門党一味がたむろするところで、疾風たちも襲われそうになるが、疾風は盗賊をあっさりと切り捨てる。
 疾風、小次郎は盗賊がそりに載せていた瀕死の女人(葛西衆の一族)に頼まれ、その地で出会った上方侍の三好平八と共に、子ども二人(市之助と雪絵)を捜しに向かう。首尾よく男児一人を見つけ出したが、気がつくと狼の一群に囲まれてしまっていた。一行は窮地に陥るが、疾風の策により狼の攻撃を切り抜ける。

 その夜、三好平八は前年の登米寺池城で起こったことを夢に見てうなされる。
 目覚めた平八は、疾風たちにかつて自らの見た豊臣秀吉の姿を語るが、秀吉は手指が六本、黒目が左右二つずつの凶相の持ち主だった。
 一行は畝村を出発し、夕方になり伊保内に到着した。ある寺に一夜の宿を請うが、この寺は長興寺という名の寺であった。疾風たちが門外で剣の稽古をしていると、住職から「五郎」と呼ばれる男が現れる。
 疾風はこの五郎と弓の腕を競い、自ら負けを認めた。この五郎が誰あろう九戸政実その人で、この寺は九戸家の菩提寺なのであった。

 疾風一行は三戸に到着し、情報収集のため、伊勢屋という娼館を訪れる。そこには「おへちゃ」と呼ばれる娘・お晶がいた。
 お晶は一見して不器量だが、下女の仕事までこなす働き者であるうえ、源氏物語を諳んじるような賢い娘である。お晶は、その実、六年前の津軽・田舎館城の戦いで死んだ千徳掃部の一族なのであった。
 翌朝、伊勢屋には岩泉の盗賊が復讐のために押し寄せる。疾風は首領のほか主だった者を斬った。
 盗賊退治とはいえ街なかで人を斬るのは法に触れる。このため疾風は調べのため、三戸留ヶ崎城に招致された。しかし、そこでは北信愛の策謀により、東一刀斎という剣士と決闘させられることになった。
 疾風は北信愛の企みにより試合前夜に重傷を負わされるが、この決闘で東を倒す。試合の後、疾風は三戸侍に囲まれるが、大湯四郎左衛門の諫言により放免となる。

 疾風一行は三戸を脱するが、すぐに東一族の追手に追いつかれそうになる。しかし、三戸城中で東一刀斎との試合を見ていた工藤右馬之助が、道を先回りして待っており敵を追い払う。一行は右馬之助の手引きで、二戸宮野城へ入る。
 宮野城では、一戸図書や津村伝右衛門ら戦国を生き抜いている様々な地侍を目にする。
 
 一月十二日になると三戸南部では年賀式が開かれた。三戸南部は、この式に参礼しない「九戸将監らの叛意が明らか」であると決めつけ、直ちに宮野城への攻撃命令が下された。
 十五日に出陣、十七日には城攻めが開始された。宮野城内の守備は手薄だったものの、工藤右馬之助の軍略により、九戸党は三戸勢を撃退した。
 疾風一行は、政実が自ら率いる「九戸の黒騎馬隊」を初めて目にし驚嘆する。
 
 南部信直による九戸侵攻を撃退した後、小康状態のまま閏一月を経て二月になる。法師岡館主・櫛引清政は自領に帰り、兄の清長にそれぞれの息子が一人ずつ戦死したことを伝える。兄弟は報復を企図し、櫛引一族だけで、九戸攻めの惣大将であった南盛義のいる浅水城を攻めることを決めた。
 櫛引の先発隊はわずか三十騎で、城の手前で南弾正の待ち伏せに遭い退却する。南はすぐさま追跡を開始したが、気がついた時には櫛引領の奥深く入り込んでいた。
櫛引先発隊の退却は計略であり、南盛義は弟康政とともに櫛引の本隊に囲まれ、命を落とした。
 疾風は岩手郡の山館で長い闘病生活を送っていたが、ようやく回復する。治癒後、山桜見物に出掛けた疾風と葛姫は、岩泉の黒狼に遭遇するが、疾風はこの長年の宿敵を倒した。
狼との戦いの後、疾風の陰にお晶の存在を感じ取った葛姫は、自らの思いを告白する。

 山館に戻った疾風は、政実より登城の要請があることを聞き、すぐに日戸郷を出発する。沼宮内では小柄な相撲取り・山ノ上権太夫、小鳥谷では孤児を拾っては寺に届けるお芳など、乱世を懸命に生きる人々に出会う。
 一戸の町を出たところでは、毘沙門党の赤平兄弟の妹・紅蜘蛛お蓮一味が待ち構えていた。疾風は七八人を倒したもののお蓮は取り逃がした。
 二戸宮野城に到着すると、疾風は政実から子ども一人を津軽大浦城へ連れて行くことを依頼される。その子は素性を隠しているが、政実の長男の鶴千代であった。

「伊勢屋」増殖中!         〜書籍販売店のご案内〜                      

書店その他の小売店で、本書を店頭販売(および取次販売)している店をご紹介します
近くにお住まいの方は、こちらで直接購入(または取り寄せ)できます。
ちなみに、「伊勢屋」とは、本作中で、五右衛門党を密かに支援する三戸商人のことです。

<書店>                       (店):店頭販売、(取):取次販売
◎岩手県
 ☆二戸市
 (店)●高村書店  028-6105 岩手県二戸市堀野字長池71-1 ℡0195-22-3411
 ☆盛岡市
 (店)●㈱さわや書店  〒020-0022 岩手県盛岡市大通2−2−15 ℡019-653-4411
 (取)●エムズエクスポ盛岡店 〒020-0122 岩手県盛岡市みたけ3丁目36ー1 ℡019-648-7100

◎青森県
 ☆上北郡
 (取)●カネイリ下田店 〒034-0041 青森県上北郡おいらせ町中野平40-1
 ☆八戸市
 (店)●川村書店 〒039-1102 青森県八戸市一番町1丁目1−3 ℡0178-27-2406

<スーパーその他>
 ☆盛岡市
 (店)●ヤマゴン啄木店 〒028-4132 岩手県盛岡市玉山区渋民泉田169 ℡019-683-1127

「九戸戦始末記 北斗英雄伝」第1巻 先行予約の受付開始について

「九戸戦始末記 北斗英雄伝」 第1巻は4月中に発売開始となります(発行日4月15日、発売開始はその1週間〜10日後を予定)。
これに先立ち、購買予約の先行受付を開始します。
価格は、1,575円(本体1,500円+税)に、送料を加算した金額となります。

新聞連載時の初原稿を、原則としてそのまま取りまとめた内容ですので、若干の表記ゆれや校正モレが残っております。連載当時のコンセプトを極力、反映させるためですので、悪しからずご了承下さい。
電子書籍につきましては、図版等を見やすくすべく編集し直しております。

☆配送料金の目安☆ ※1冊当たりの料金 
 ゆうメール :290円(補償なし)
 レターパック350 : 350円(補償なし:追跡調査なし)  
 レターパック500 : 500円(補償なし:追跡調査あり) 2冊まで可。
 宅配便(ゆうパック、クロネコ等) : ご注文時に計算し、回答します。3冊以上の場合には、こちらで。
  なお、原則として関東事務所より発送します。

☆ご注文方法☆
「ご連絡・ご注文」フォームにて、メールアドレス、住所氏名、連絡先電話番号を銘記の上、ご注文冊数とご希望の配送方法を記入してください。折り返し、代金総額をお知らせします。
また、発売開始の際に、再度、振込口座等をご案内します。なお、配送は入金確認後となります。

☆著者署名本について☆
著者署名・捺印本をご希望の方は、ご注文時にその由を記してください。
著者本人が署名捺印し、物語のポイントを記した送り状を添えて、お送りします。
なお、署名本については、レターパック350(1冊)、500(2冊)の配送となります。
3冊以上は宅配便での発送とします。

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☆おまとめ割引☆
おまとめ注文(10冊以上)で、割引価格が適用となります。
10冊15,750円(税込、送料別)のところ、14,025円(1割引)でご提供します。
また、書店さまの取次ぎ(買い取り販売)、後払い販売につきましては、事務局までEメールにてご相談ください。

「九戸戦始末記 北斗英雄伝」 第1巻の装丁
「九戸戦始末記 北斗英雄伝」 第1巻の装丁

「九戸戦始末記 北斗英雄伝」 本編(全5巻) 出版のご案内 

「九戸戦始末記 北斗英雄伝」は、電子書籍として刊行される予定です(全5巻)。
この他に、北奥地域の図書館蔵書用に、紙媒体の書籍を、少数部作成します。
紙書籍は、残余分が生じた場合、蒼龍舎(早坂昇龍後援会)扱いで、提供されることがありますので、時々、当ウェブの案内掲示をご覧下さい。
画像は、最終段階に至った紙書籍の版下です。

「九戸戦始末記 北斗英雄伝」 各巻の構成
第1巻 「葛姫」 「残雪」 「悪鬼」 「末摘花」 「風雲」 「散花」 「雷鳴」 
第2巻 「春時雨」 「嚆矢」 「神明」 「慟哭」
第3巻 「七曜」 「邂逅」 「無慚」 「修羅」 「朝露」
第4巻 「赤蜻蛉」 「紅蓮」
第5巻 「北斗妙見」 (附録 「山吹の花が咲く頃」収録予定)

「九戸戦始末記 北斗英雄伝」 第1巻 版下
「九戸戦始末記 北斗英雄伝」 第1巻 版下

早坂ノボルの本  『姫神雪しぐれ』(文芸社)


文芸社
発行年月 2006年05月
サイズ 221P 19cm
価格 1,470円(税込) +送料

書店廻り分は売り切れです。
五右衛門党(早坂ノボル後援会)事務局にて、僅少冊を保有していますので、事務局まで直接注文してください。
こちらからの注文については、著者の記名・捺印のある書籍をお送りします。

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