九戸戦始末記 北斗英雄伝

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鳥越観音     

 国道4号線を北上し、小鳥谷を過ぎ、一戸インターを越えると、右手に大きな鳥居が見えて来ます。ここが鳥越観音で、位置はわかり良いです。あえて、「位置は」と記すのは、鳥居の手前の細道を上がるか、鳥居脇の道を上がるかしないと、観音堂には行けないからです。鳥居をくぐれば行き止まり。

鳥越観音 参道入り口
鳥越観音 参道入り口

 駐車場に着く前に、片側一車線の道路がありますので、なるべくゆっくり目に進むと良いようです。
 画像が参道の入り口ですが、右手の駐車場に車を停めた後、一旦道に下りて撮影しました。
 
 鳥居をくぐると坂道です。奥の方にも鳥居が見えています。
 ゆっくりと坂を上がって行くと、天然記念物の看板が立っていました。アズマヒガン桜というらしいです。

参道
参道

天然記念物看板
天然記念物看板

観音堂に上る坂道
観音堂に上る坂道

 「ここの奥くらいが御堂だよな」と気軽に考え、坂を登って行くと、思いの外急坂で、かつ長く続いていました。数日前に台風が通ったこともあり、斜面が荒れています。
 わずか標高40、50メートルの違いでも、心臓に持病を持つ者にとっては、かなりキツイ話になって来ます。
 

どんどん険しくなる坂道
どんどん険しくなる坂道

 ところが、坂を上がるにつれ、斜面はどんどん険しくなっていきます。この時点で30度を超える角度があります。
 「こりゃ、年寄りどころか、中年だってなかなか登れないぞ」と、こぼしますが、それでも、まだたかをくくっていました。
 5分くらい上ると、「二丁目」の標石が置いてあります。
 「二丁目」ってどういうこと?
 しばらく上がると、木札が方向を示していました。
 やはり、まだ上に登らないと、観音堂には行きつけないようです。
 ところが、札の文字を読んで、がっくりしました。
 「※慶石400m 奥の院600m」(※は石の陰で見えず。)
 これって、距離のこと?
 あるいは標高のこと?
 どちらでも同じで、当方の体と、台風直後の斜面では、登り切ることは出来ません。
 さすがに気落ちします。

二丁目の標識
二丁目の標識

標高差は2百㍍
標高差は2百㍍

 この鳥越観音は、世間的にはあまり知られていないと思いますが、かなり古くから信仰を集めている霊場です。一度観音堂を拝観したかったのですが、宿題になってしまいました。
 後で調べてみると、奥の方に中腹まで車で登れる道があるようです。次に訪れる時には、そこまで行き、参拝しようと思います。

 「九戸戦始末記 北斗英雄伝」の中で、鳥越観音が登場するのは次の場面です。
 主人公の1人厨川五右衛門(疾風)は、最初の北行の時に、毘沙門党の首領である赤平虎一(赤虎)らを倒しました。赤虎の義妹である紅蜘蛛お蓮は、兄の仇を討つべく、浄法寺の木地師の女房に扮し、疾風に近づきます。
 その時に、「鳥越観音に行こうと思うが、足をくじき歩けなくなってしまった。観音堂の近くまで馬に乗せて行ってほしい」と頼みます。
 宿命のライバルである疾風とお蓮の最初の出会いとなります。

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